ボージョレーではまもなく2013年の収穫が始まる。最も早熟な区画では9月24日から収穫が行われる予定である(リヨンとマコンの間に位置する18,000ヘクタール)。

この収穫の1ヵ月間、約50,000人が収穫に携わり、ガメイとシャルドネの畝を賑わすことになる。・・・ボージョレーでは白ワインを生産しているということも思い出していただきたい。

ぶどう畑と発酵槽は、この必要不可欠なスタッフの受け入れ体制を整えている。というのも、ボージョレーはシャンパーニュ同様、手摘みによる収穫が慣習化されている類まれな生産地であるからだ。

気候面を見ると、夏は理想的な天候条件に恵まれ、特に7月と8月の記録的な日照量の影響で成熟を飛躍的に進行させた。さらに9月初めの短い期間の雨が果粒のわずかな増大を助けた。その後の数日間の比較的涼しい気温により、ぶどうの成熟はゆっくり進んでいた。しかしながら、9月19日頃から続いた晴天により、段階的に成熟は進んでいると言える。9月末にかけて、この穏やかな天気は続くと予想され、現在も確認されているように、畑の良好な衛生状態は保たれるだろう。色づきも良い状態で終わりを告げ、好条件で収穫が始められると期待される。

収量は少ないと予想されるが、歴史的に収量が少なかった2012年を少し上回るだろうと見られる。
まだ2013年のヴィンテージを形容するには早すぎるが、ボージョレーの生産者たちは品質の高さに自信を持っている。ボージョレーの流通網全体が、今からすでに日本への出荷をスケジュール通りに進めるべく、準備を整えている。
10月に行われる最初の試飲を経た時点で、今年のワインにふさわしい形容詞が見つかるだろう。

(ボージョレーワイン委員会プレスリリース、9/17)