本坊酒造(鹿児島市)の信州マルス蒸留所(長野県上伊那郡宮田村)は、14年11月末にウイスキー蒸留釜(ポットスチル)の更新工事を行い、年明けから6月初旬までに120仕込み計画する。

本坊酒造は、1949年に鹿児島でウイスキー製造免許を取得。60年に国産ウイスキー創世の一翼を担った岩井喜一郎氏の設計・指導により、山梨工場(現・山梨ワイナリー)にウイスキー蒸留設備を構えた。85年に蒸留釜などを移設して信州マルス蒸留所を竣工。需要低迷で蒸留を休止していた時期があったが、19年ぶりに2011年に再開し、新たなモルト原酒を育んでいる。

竹平所長は「19年ぶりの蒸留再開はゼロからのスタートに近い。踏襲する部分と変えていく部分を織り交ぜながら、多種多様なことにチャレンジしていく。原料のピートも以前は軽めのものが多かったが、ノンピートからヘビーピートまで四つのタイプでつくり分けていく。樽の種類なども考えれば、モルト原酒は60種類以上のパターンができることになる。当社は本格焼酎、ワイン、リキュール、関連会社で地ビールも製造。総合酒造メーカーならではの強みを生かしていきたい。」と夢を膨らませる。(2015年4月20日発行 食料醸界新聞より)

これからのマルスウイスキーが楽しみです。

マルス蒸留所HPはこちらです。 http://www.hombo.co.jp/marswhisky/

◆本坊酒造 信州マルス蒸留所 ツインアルプス 40% 750ml 価格:1,700円(税込)

信州マルス蒸留所が位置する「中央アルプス」と東方の「南アルプス」のふたつのアルプスの雄大さをイメージしたブレンデッドウイスキー。

柔らかな口当たりと「バニラやクッキーの様な甘い香り」と「熟したフルーツの香り」の二つの香りが一体となった豊かな芳香と、穏やかな余韻が特徴です。

 

 

ECHIGOYA五十嵐酒店 ホームページ
東京都板橋区蓮根2-3-5