ボジョレワイン委員会 9月25日発表の情報です。

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ボジョレの早熟の区画で収穫開始
Les vendanges vont débuter cette fin de semaine dans les zones précoces du Beaujolais
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ボジョレのぶどう畑(リヨンとマコンの間にひろがる16,000 ha)ではぶどうの成熟が進んだ。最初の収穫は最も早熟のエリアで、今週末(注:9/17 頃のこと)から開始される。

これから3~ 4 週間にわたり、20,000 名近くの「収穫人」と「運搬人」が、ガメイ、そしてシャルドネ(ボジョレ、ボジョレ・ヴィラージュの白をお忘れなく)の畑の畝を賑わせる。醗酵室でもドメーヌでも、現在この必要不可欠な労働力を迎え入れる準備に余念がない。ボジョレはシャンパーニュと並んで、手摘みが一般化している限られた産地である。

天候面では、この数週間がとても暑く乾燥した理想的な気候条件となり、ぶどうの成熟がよく進んだ。また、畑の衛生状態も良い状態が保たれた。注目すべきは、7 月と8 月の日照時間が桁外れに長かったこと(+ 100 時間)で、特に8 月は記録的な長さだった(例年は10 日のところ、今年は20 日間の完璧な日照)。

収穫量の面では、春に雹に見舞われたエリアを除いて(約2,200ha の畑が50%かそれ以上の被害を受けた)、収穫量は過去5 年平均を上回る(約40%)と見られ、この結果、700,000~800,000hl とボジョレの「典型的」な収穫量に再び戻る見込み。果粒の重量は平均~軽めだが、果房の平均的な大きさが、区画により違いはあるものの今年はかなり大きかった。

数週間の暑く乾燥した天候の後、昨晩の雨と週末に予想されている雨はぶどうには恵の雨となる。来週の天気は気温が例年並みで日照に恵まれることが予想されており、ぶどうがより穏やかに成熟を終える助けとなるだろう。また、成熟の遅い区画の生産者は、最適な熟度で収穫するために適したタイミングまで待つことが出来る。

2016 年ヴィンテージは、フランスの他の産地と同様、ボジョレでも生産者にとっては楽な年にはならないが、最終的にはグラスの中での素晴らしい驚きが用意されているはずだ。一年の労働の成果である果実を収穫するまであと少しの辛抱だ。

このヴィンテージの品質を評価するのはまだ早すぎることは明らかだが、数週間後に行われる最初の試飲でよりはっきりとヴィンテージのアウトラインが見えてくるだろう。

(ボジョレワイン委員会プレスリリース、9/15)

◆ル・ポン・デュ・ディアーブル 赤 3,400円(税込)

◆ロゼ・ペティアン・ヌーヴォ ロゼ 【新発売】 3,500円(税込)

◆シャルドネ・ヌーヴォ 白 3,200円(税込)

以上3種類は、醸造家・新井順子氏がぶどうの収穫から醸造まで手掛けるワインです。

◆ハローキティ―・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ 2,880円(税込)

◆ポール・ボーテ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ 2,400円(税込)